「これ、秋田のお菓子ですけれど、どうぞ」
受付でスッと出された『秋田銘菓・秋田もろこし』。思わず「あ~っ なつかしい~」と言ってしまいました。
二人組のゲストのお姉さんは「なつかしい??」
私の亡くなった母は秋田・大館の出身でした。結婚を機に京都に住むようになったのですが、母の兄弟、親戚一同は秋田・青森を中心におり、交流がありました。もう、北の美味しい物はきりがないのですが、その中に時々あったのがこの「もろこし」です。小豆粉を原料とした落雁のようなお菓子で、小さい頃は正直苦手でしたが、年齢を重ねるとお茶に合うこの渋い(味は甘いんですが)お菓子が美味しいと思えるようになりました。
郷土菓子って色々あると思うんですが、京都の郷土菓子って何だろうと調べてみると、「あぶりもち、雲竜、おちょぼう、くずきり、蕎麦板、麩饅頭、みたらし団子、八つ橋・・・」う~ん・・・どんな定義なんだろう?
そんなことより秋田の二人組お姉さん。素敵な心遣いをありがとうございました。その夜、いろんな場所から集まって来たゲストの皆さんにも食べていただきました。
私もこんな心遣いができる人間になりたいと思います。まずは京都の「蕎麦ぼうろ」でも持って。
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