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京都のかあさん独り言

灯台守⁈

ゲストハウスには色んな職業の方がやって来られます。
職業アンケートを実施しているはずもありませんし、たまたまお話をする機会があって何となく知ることがある・・・という程度。しかし、予想以上にその「たまたま知る職業」が、実にいろいろ・・・
先日、またまた究極の?職業名が出てきた~!
《灯台守》わかりますか?若い方は知らないかも・・・航路標識としての灯台を管理運営するお仕事、そう、それ、です。

ゲストが灯台守だったわけではありません。正しくは「お父さんが灯台守だったので、灯台守の家族として、灯台に(灯台の近くに)住んで育った」というお話なんですが。
どうも、灯台守として灯台に駐在する制度は、時代と共に徐々に減り、平成18年を最後になくなっているようです。だから、こんな仕事があったなんて言うことすら若い方は想像できないかも。
私もよく知っている訳ではないのですが、想像しただけですごい生活だろうなと思っていたのです。だって、灯台って街にはないし、台風や嵐になれば直撃だし、周りにお店や住宅があるとも思えない・・・その「さいはて感」に、なんとも言えない興味がムクムク・・・
実際は、灯台から少し離れた人の住んでいる場所に家族で住み、お父さんだけが灯台に通うような生活がほとんどのようです。でも、彼女の生まれた時の灯台は岬の先端にある小さな小さな島で、まさに僻地(日本地図でチェックしてしまいました~)。そこに住んでいたために海が荒れると船が出せず、「缶詰ばっかり食べて育った」と言うではありませんか~!
その後も灯台から灯台へ、岬から岬へ、辺境から辺境へという、あちこち引っ越し人生だったようです。

さまざまなところでさまざまな暮らしがあると思いますが、これもまた、なかなかの境遇・環境。灯台守の子どもに生まれたからこその運命だったとはいえ、すごいなあ、その経験。勝手に、人の人生に歴史を感じたりして。
他の話をしていたはずなのに、すっかり《灯台守》ワールドに食いついた私です。

 

秋の陳列

発達講習さん達との夜

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