東京港区青山の一等地に児童相談所(一時保護所)を建設することになり、住民が大反対しているというニュースがあった。
またか・・・と思う。単純な私はまた頭にくる。
大阪のマンションの下階部分に児相を作る計画があった時も同様、住民が大反対した。前職でお世話になり親しくさせて頂いている方が新児相の担当者で、矢面に立っておられた様子をテレビで何度も見た。だからこのニュースに、余計に感情が動く。
近所の保育園の声がうるさい。小学校の運動会練習にマイクを使うな。中学校のブラスバンド練習は窓を閉めてやれ・・・。これも似ていると思う。
いじめや虐待、子育て、少子化・・・いっぱい大変、かわいそう、どうにかすべきだと言うけれど、その対応の最前線になる児相が近くに出来るとなると、強いNO。大阪では「マンションの価値が下がる」と言われ、青山では「なんでこんなブランド商業地に」と言われ。
自分の価値?を守って、後は排除なんですかね。
児童自立支援施設で生活をしていた子どもが育ち、落ち着いて来て、やっと地元の学校に復学できるかもしれないという話になると、地元の学校や住民が反対するケースがよくある。あからさまに「帰って来るな」と言えない事は承知していても、明らかに拒否している雰囲気を醸す。
単純ですぐ頭にくる私は「法的にも何も間違っていない。権利もある。何を言われても帰ればいい!」と、思ってしまうが、拒否をしているような場所に帰る子どもが、幸福かと考えればそうではないことは明確だ。
「じゃあ、そんなところに帰らずにここにいればいい」と思っても、帰りたい子どもの気持ちはどうなるのか。子どもにとっては「そんなところ」ではない、特別な所なのに。
《子どもは社会で育てる》って意味、大人がもっと考えなければ。
こんな所でつぶやく私でした・・・
この記事へのコメントはありません。