児童自立支援施設(私の前職です)つながりで、某県の児童自立支援施設でこの春から働いているという彼女が泊まりに来てくれました。
その彼女、「海外青年協力隊で、ニカラグアに行っていた」とのこと。ニカラグア、どのあたりにある国かわかりますか? 私は大体わかったので(グアテマラとちょっと間違えましたが)「珍しいです。すごい!」と褒めて頂きました。 中米です。
で、何故にニカラグアになったのか。
彼女、いわゆる非行に走った子どもたちの支援に興味があり、ケニア(アフリカですよ~)に大きな支援団体・施設があると知って、そこへの希望を出したようです。 まあ、希望をしたからと言ってその通りになるとは限らないワケで、結果として赴任地は中米のニカラグア、小学生の放課後体験教室のような所への指導員として派遣されていたようです。
ここまでの話を聞いて、「そうかー。日本では、いわゆる非行少年が絶滅しつつある(?)んで、世界に非行少年を求めた?・・・すご~い・・・」と思ったわけです。でも彼女、実は反対で、発展途上国にたくさんいる非行少年たちに興味があり、そこから後に「そうか、日本にもいるはず」と気づいたとか。
「ケニアやニカラグアは日本よりも重症?」と聞いてみると、彼女、首をかしげて「日本は大変です」と言う。「日本の生活は色んな意味でレベルが高く、意識も高い。環境も整っていることが普通とされている。結果として当然、求められるものも厳しくなってくるから息苦しいのかも。」「日本の児童自立支援施設にいる子どもたちも、ニカラグアに生まれていたら全然問題ない扱いになるんじゃないかと、時々思う」とも。
そうかー 《もしも》なんていう話は通用しないけれど、そうか・・・
世界規模での非行少年論?は考えた事がなかったなぁ~と、新しい気付きをもらいました。
この記事へのコメントはありません。